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国内アニメ1位は『薬屋』、アジアドラマは『イカゲーム』、バラエティは『タイプロ』~2025年上半期ジャンル別SVODリーチptランキング
公開日: 2025/08/13

特集:2025年上半期リーチpt数ランキング(動画配信・マンガ・音楽・メディア横断ほか) 第5回

映像、マンガ・書籍、ゲーム、音楽などのメディアを横断してエンタメブランドの真のリーチを比較・評価できる指標“リーチpt※1”をもとに、2025年上半期※2のランキングを発表いたします。特集第5回では、定額制動画配信サービスで観られたコンテンツをより深掘りし、国内・欧米・アジア、実写・アニメなどジャンル毎のTOP20をご紹介します。

※1:リーチptとは、エンタメブランド名を冠したコンテンツに1日あたりに接触したのべ人数を集計期間で合計した値。日本国内在住の男女15歳から69歳を対象に、毎月延べ10万人規模で調査を実施
※2:集計期間:2025年1月第1週(2024/12/30~2025/1/5)~6月第4週(2025/6/23~6/29)

実写ドラマ・映画視聴ランキングTOP20
首位は国内『ホットスポット』、欧米『FBI:特別捜査班』、アジア『イカゲーム』

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上記は定額制動画配信サービスで観られたコンテンツの2025年上半期リーチptジャンル別ランキングです。「国内ドラマ・映画(実写)」の1位は日本テレビ系日曜ドラマ枠の『ホットスポット』でした。1月から配信を開始し、Netflix(79%)、Hulu(17%)でリーチptを獲得しました。2位には『孤独のグルメ』がランクイン。Prime Video、Netflix、U-NEXTを中心に10シーズンを配信中で、今年1月に劇場公開された『劇映画 孤独のグルメ』によるシリーズ全体の盛り上がりもあり、TOP3入りを果たしました。3位に入ったのはNetflixオリジナルの『地面師たち』。昨年7月に配信開始されて1年が経とうとしますが、粘り強い人気を見せました。

「欧米ドラマ・映画(実写)」の1位は、シーズン7まで製作されているドラマシリーズ『FBI:特別捜査班』が獲得。2位、3位には『BONES -骨は語る-』『メンタリスト』と、いずれも長年にわたって製作されている人気ドラマシリーズがランクインしました。

「アジアドラマ・映画(実写)」の首位は、Netflixオリジナルの『イカゲーム』。2位と約4倍のpt差をつけてランクインしました。昨年末にシーズン2、6月末にシーズン3が配信されたことでリーチptを大きく積み上げました。2位には『おつかれさま』、3位には『涙の女王』が入り、Netflixオリジナルの韓国ドラマがTOP3を占める結果となりました。

アニメ・バラエティ視聴ランキングTOP20
首位は国内『薬屋のひとりごと』、欧米『怪盗グルー/ミニオンズ』、バラエティ『タイプロ』

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「国内アニメ・映画」の1位は『薬屋のひとりごと』でした。1月に始まったアニメ第2期の2クール連続配信により、リーチptを大幅に伸ばしました。視聴サービス内訳はPrime Video(50%)、Netflix(22%)、dアニメストア(8%)、U-NEXT(7%)で、多様なサービスで視聴されていることが分かります。2位に入ったのは『名探偵コナン』。4月の劇場版公開に合わせて、Netflixで過去の劇場版全作が配信されpt伸長を加速させました。3位には『ONE PIECE』がランクインしました。「国内アニメ・映画」TOP20には集計期間中に劇場版、アニメ新シーズンなどの新作が配信されたエンタメブランドに加え、『鬼滅の刃』『ダンダダン』『葬送のフリーレン』など新作配信がなかったにもかかわらず、根強い人気でランクインした作品も多数見られました。

「欧米アニメ・映画」ではイルミネーション製作の『怪盗グルー/ミニオンズ』が1位を獲得。2月からシリーズ最新作『怪盗グルーのミニオン超変身』がPrime Videoで配信開始され、2位の倍近くのptを獲得しました。2位には3月にシリーズ2作目がディズニープラスで独占配信された『モアナと伝説の海』、3位には『おさるのジョージ』がランクイン。『おさるのジョージ』はNetflix、Prime Video、U-NEXTなど幅広いサービスでリーチptを獲得しました。

「バラエティ・ドキュメンタリー」では、Netflix独占配信のサバイバルオーディション番組『timelesz project -AUDITION-』が596ptを獲得して1位になりました。昨年9月の配信開始から、最終審査が配信された今年の2月にかけてポイントを大きく伸ばしました。2位には『水曜日のダウンタウン』が入り、U-NEXTでの視聴が牽引。3位は『水曜どうでしょう』で、視聴サービス内訳はNetflix(63%)、Prime Video(30%)、U-NEXT(6%)となりました。

出典:「エンタメリーチトラッカー
映像、マンガ・書籍、ゲーム、音楽でのエンタメ接触について、第三者の立場から共通指標を提供。メディア横断の統合リーチやメディア・サービス単位のリーチ比較・評価を可能にしました。全国に住む15~69歳の男女に対して、日次で調査、週次で集計(毎月のべ10万人規模)。
特集:2025年上半期リーチpt数ランキング(動画配信・マンガ・音楽・メディア横断)