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『ポケモン』がメディア横断リーチで首位、『薬屋のひとりごと』映像・マンガ・書籍でpt伸長~2025年上半期ランキング
公開日: 2025/08/06

特集:2025年上半期リーチpt数ランキング(動画配信・マンガ・音楽・メディア横断ほか) 第4回

映像、マンガ・書籍、ゲーム、音楽などのメディアを横断してエンタメブランドの真のリーチを比較・評価できる指標“リーチpt※1”をもとに、2025年上半期※2のランキングを発表いたします。特集第4回は、「映像コンテンツ」「マンガ」「書籍」「家庭用ゲーム」「アプリゲーム」「音楽(アーティスト)」「ラジオ・ポッドキャスト番組」の7メディアを横断してリーチされたエンタメブランドTOP20をご紹介します。

※1:リーチptとは、エンタメブランド名を冠したコンテンツに1日あたりに接触したのべ人数を集計期間で合計した値。日本国内在住の男女15歳から69歳を対象に、毎月延べ10万人規模で調査を実施
※2:集計期間:2025年1月第1週(2024/12/30~2025/1/5)~6月第4週(2025/6/23~6/29)

TOP3は『ポケモン』『ツムツム』『Mrs. GREEN APPELE』
『薬屋のひとりごと』は「映像コンテンツ」で大きく積み上げ

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上記は「映像コンテンツ」「マンガ」「書籍」「家庭用ゲーム」「アプリゲーム」「音楽(アーティスト)」「ラジオ・ポッドキャスト番組」の7メディアを横断したリーチptの2025年上半期のランキングです。1位は48,293pt獲得した『ポケットモンスター』。総獲得リーチptの約8割が「アプリゲーム」での接触によるもので、メディア別内訳をみると、特に『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』と『Pokémon GO』が貢献しており、結果2位以下に圧倒的な差をつけての首位獲得になりました。

2位には『LINE:ディズニー ツムツム』が入りました。同エンタメブランドも「アプリゲーム」での接触を堅実に積み上げ、安定の強さを見せました。今回のTOP20のうち、1位2位を含め、8位の『ドラゴンクエスト』や10位の『モンスターストライク』など、「アプリゲーム」での接触が5割を超えるエンタメブランドが7つランクイン。日常的な接触メディアとして、アプリゲームの強さが際立つ結果となりました。

3位には『Mrs. GREEN APPLE』がランクイン。第3回で述べたとおり、同エンタメブランドは「音楽(アーティスト)」の上半期ランキングで首位を獲得しています。また、2024年の年間ランキングから2つ順位を上げ、TOP3に入ったことから同エンタメブランドの勢いを感じられます。

2024年の年間ランキングTOP20からの新顔は6位の『薬屋のひとりごと』。今年1月から7月にかけてアニメ第2期が放送された影響で、「映像コンテンツ」が大きく積みあがり、さらに「マンガ」や原作ライトノベルを含む「書籍」での後押しがあり、順位上昇につながりました。そのほかの新顔として、『あんぱん』『おむすび』がランクイン。いずれも連続テレビ小説として「映像コンテンツ」での接触を中心にリーチptを獲得しました。

出典:「エンタメリーチトラッカー
映像、マンガ・書籍、ゲーム、音楽でのエンタメ接触について、第三者の立場から共通指標を提供。メディア横断の統合リーチやメディア・サービス単位のリーチ比較・評価を可能にしました。全国に住む15~69歳の男女に対して、日次で調査、週次で集計(毎月のべ10万人規模)。
特集:2025年上半期リーチpt数ランキング(動画配信・マンガ・音楽・メディア横断)