『俺レベ』が世界21カ国で首位、アジアでは『SAKAMOTO DAYS』、アメリカでは『ダンダダン』が上位に~世界人気アニメランキング2025年
公開日: 2025/12/10
世界最大級のアニメ・マンガのコミュニティ&データベース「MyAnimeList」のデータをもとに、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、インド、インドネシアなど世界21カ国における、2025年の人気アニメをランキング形式で発表します。 今回は、2025年冬アニメ(1月~3月)~秋アニメ(10月~12月)の世界/国別人気TOP10から、世界中で支持されている作品の共通点や、地域ごとに異なる視聴傾向について解説します。
※本ランキングは、11月23日時点のデータを基にしています。
世界21カ国横断ランキング:『俺レベ』が首位を独走
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上記は、世界21カ国を横断した2025年の「世界人気アニメランキングTOP10」です。画像右側のグラフは、「MyAnimeList」内でリスト追加や視聴登録といった何らかのアクションを起こしたユーザーである「メンバー」数をカウントしたものです。1位は、『俺だけレベルアップな件 Season 2 -Arise from the Shadow-』でした。「メンバー数」を見ると、2位以下に圧倒的な差をつけていることが分かります。また、後述のように北米、中南米、ヨーロッパ、アジア、中東などの全21カ国においても首位を獲得しました。本アニメは、2025年に放送されたアニメ作品のなかで関心度が国・地域を超えて最も高かったと言えます。
TOP10の特徴として、2位の『ダンダダン 第2期』、3位の『SAKAMOTO DAYS』をはじめ、7作品のジャンルがアクションであることが挙げられます。そのほか、「Season 2」や「3」などの続編が7作品ランクイン。新規タイトルは、『SAKAMOTO DAYS』『薫る花は凛と咲く』『ガチアクタ』に限られており、既存ファンベースを持つシリーズ作品の強さが際立つ結果となりました。
次に、北米・中南米、ヨーロッパ、日本を含むアジアなど、21カ国の「国別人気アニメランキングTOP10」を地域別に見てみます。
北米・中南米ではすべての国で『ダンダダン』がTOP3入り
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北米・中南米では、『俺だけレベルアップな件』が1位を独占。続いて『ダンダダン 第2期』がカナダを除く4カ国で2位にランクインしており、『俺だけレベルアップな件』に次ぐポジションを確立しています。また、ロマンスの『その着せ替え人形は恋をする Season 2』はメキシコ、アルゼンチンで3位に入っていますが、ブラジルでは6位にランクイン。一方、アクション系の『ガチアクタ』はメキシコ、アルゼンチンで8位ですが、ブラジルでは4位に入っており、同じ中南米でも関心を寄せるアニメが異なる事が分かります。
ヨーロッパは『ダンダダン』『薬屋のひとりごと』で二分化
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ヨーロッパでも、1位は『俺だけレベルアップな件』が独占しましたが、2位は国によって二分される結果となりました。イギリス、スペイン、イタリア、オランダでは『ダンダダン 第2期』が2位を獲得していますが、フランス、ドイツ、スウェーデン、ロシアでは『薬屋のひとりごと 第2期』が2位にランクインしています。このようにヨーロッパ内でも、アクション派とドラマ派で傾向が分かれました。
アジア全体では『SAKAMOTO DAYS』、東南アジアでは『薫る花は凛と咲く』が人気を誇る
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最後にアジア・大洋州・中東ですが、他の地域とは異なるトレンドが見られました。フィリピン、インドネシア、インド、トルコ、サウジアラビアにおいて『SAKAMOTO DAYS』が2位を獲得し、アジア・中東圏における圧倒的な人気を見せつけました。また、東南アジアにおける『薫る花は凛と咲く』の躍進も特徴的です。フィリピンで3位、インドネシアとシンガポールで4位にランクインしており、欧米では中下位にとどまっていましたが、東南アジアでは人気作品として受け入れられています。一方、日本国内のランキングは独特で、『光が死んだ夏』や『ラザロ』などが入っており、世界市場とは異なる独自の評価軸が存在することが明らかになりました。
2025年の「人気アニメランキング」では、『俺だけレベルアップな件』がすべての対象国において1位を獲得し、その根強い人気を見せつけました。しかし、「2位争い」には地域の特徴が色濃く表れ、北米・中南米では『ダンダダン』、ヨーロッパでは『ダンダダン』と『薬屋のひとりごと』の勢力が拮抗、アジア・中東では『SAKAMOTO DAYS』『薬屋のひとりごと』が人気でした。世界的なヒット作品が市場を牽引しつつも、地域によって、支持されるジャンルや作品には多様性が見られる結果となりました。
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