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2025年の動画配信(VOD)市場規模は推計6,740億円、3年ぶりの二桁成長率、2030年には8,953億円となる見込み
公開日: 2026/03/05

GEM Partnersは、2025年の動画配信(VOD)市場規模を推計し、その後2030年まで各年の市場規模を「ベース」「楽観」「悲観」の3つのシナリオで予測しました。本記事では、動画配信(VOD)サービス全体の国内市場規模の推移を2021年から振り返るとともに、5年後の2030年の市場規模における「ベース」予測値を発表いたします。

2025年、定額制動画配信(SVOD)のサービス別市場シェアはこちら
《目次》
 

2025年、動画配信(VOD)市場規模は推計6,740億円
前年比+13.6%、3年ぶりの二桁成長率

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2025年の動画配信(VOD)サービス全体(「定額制動画配信[SVOD]」「レンタル型動画配信[TVOD]」「動画配信販売[EST]」の合計)の国内市場規模は、前年比13.6%増の6,740億円と推計されました。この値は1年間に消費者が前述した動画配信サービス事業者に支払った金額を推計したもので、広告収入等は含まれません。

2021年以降、市場の成長ペースは年々鈍化傾向にあり、2024年は前年比+3.3%にとどまっていましたが、2025年は高い成長率を記録しました。この背景には、NetflixやPrime Videoなどの主要サービスによる「料金改定」と、1人当たりの利用サービス数増加に伴う「のべ利用者数の拡大」の2点が大きく寄与しています。

 

2030年の市場規模は8,953億円に達する見込み

GEM Partnersでは、2030年までの動画配信市場全体の成長スピードを、当社実施の消費者調査の結果、日本と米国の動画配信のこれまでの普及実績、過去の市場状況と成長率の推移を踏まえ、「ベース」「楽観」「悲観」の3つのシナリオで試算しました。

上記チャートの2030年予測値は「ベース」シナリオに基づいた値です。同シナリオでは、2026年以降も複数サービス併用によるのべ利用者数の緩やかな増加と、約2年周期での単価上昇が続くと仮定しています。この前提に立つと、2030年の市場規模は8,953億円に拡大する見込みです。

また、DVD・BD市場と動画配信市場を合わせた映像市場規模全体でも、2030年に向けて拡大基調を維持すると予測しています。これは、DVD・BD市場は今後も縮小トレンドの継続が見込まれる一方で、動画配信市場がそれを上回るペースで成長する見通しであるためです。

出典:「動画配信(VOD)市場5年間予測(2026-2030年)レポート
2025年の動画配信(VOD)市場規模・シェアをSVOD/TVOD/EST別に推計。また、「ベース」「楽観」「悲観」の3つのシナリオで、2030年までの市場規模予測も掲載しています。さらに、レポートに使用した推計ロジックを詳細に記述しているため、推計方法の確認もできる年に1回発行のレポートです。