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『鬼滅の刃』5カ月連続で推しファン人数1位、『じゃあ、あんたが作ってみろよ』ほか10月ドラマが急上昇~2025年11月エンタメブランド調査結果
公開日: 2025/11/28

メディアを横断して、推しているファン(=推しファン)が作り出す総合価値が高いエンタメブランドはなにか。推し活を定量的に測る「推しファン」データ(「推しファン人数」「支出金額」「接触日数」)からエンタメブランドの経済価値を数値化し、ランキングとして発表いたします。今回は11月15日調査から集計結果をお届けします。

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2025年11月の「推しエンタメブランド価値」ランキングで1位になったのは『Snow Man』でした。11月5日に5枚目のアルバム「音故知新」が発売され、それに伴いメディア露出が続いていましたが、11月調査回での各指標は総じて減少。「推しファン人数」は前月比18万人減、「支出金額」は同34億円減、「接触日数」も同230万日減で、結果「エンタメブランド価値」が前月から810GEM減の7,916GEMとなりました。

2位は前月1位の『ポケットモンスター(ポケモン)』です。シリーズ最新作となるゲームソフト「Pokémon LEGENDS Z-A」の発売から1カ月が経過し、推しファンの動向がやや落ち着いたためか、各指標も減少しました。「推しファン人数」が前月比10万人減、「支出金額」は同8億円減、「接触日数」も同1910万日減で、「推しエンタメブランド価値」が約1,21900GEM減少し7,809GEMとなりました。

3位は『競馬』でした。前月から「支出金額」が4億円減少するも、「推しファン人数」が5万人増、「接触日数」も68万日増で、「推しエンタメブランド価値」が微減にとどまり6,393GEMとなりました。他エンタメブランドより相対的に高い値だったことから、前月6位から順位をあげています。

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11月の「推しファン人数」ランキング1位は『鬼滅の刃』でした。前月から47万人減少しましたが、140万人を記録し2位以下に大きな差をつけており、5カ月連続で1位をキープしました。2位の『YouTube』は前月から39万人減少、3位の『ONE PIECE』も、8万人減少したものの、両エンタメブランドとも前月の順位を維持しました。

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「推しファン人数 急上昇」ランキング のTOP5には、10月期から放送開始したテレビドラマ作品が多くランクインしました。1位はTBS系火曜ドラマの『じゃあ、あんたが作ってみろよ』、2位は日本テレビ系土曜ドラマの『良いこと悪いこと』でした。 3位は11月7日から『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』の上映が始まった『呪術廻戦』がランクイン。 4位にはTBS系ドラマ日曜劇場の『ザ・ロイヤルファミリー』、5位にはテレビ朝日系のドラマ『ちょっとだけエスパー』が入りました。

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出典:「推しエンタメブランドスコープ
毎月約3万人、全国に住む15~69歳の男女に対して、メディアを横断し「いま、推しているエンタメブランド」に関する大規模調査を実施。エンタメブランドの価値をメディア横断でとらえ、<推しファン人数><支出金額><接触日数>を集計しているほか、これらの値から総合指標<推しエンタメブランド価値(単位:GEM)>を算出しています