ディズニー:7ブランドの2026-27ラインナップを発表、新フォーマット認証「Infinity Vision」も披露〈CinemaCon2026 スタジオラインナップ発表・第6回〉
公開日: 2026/05/01
2026年4月13日から16日にかけて、米ラスベガスにて世界最大級の映画興行ビジネスのコンヴェンション「CinemaCon(シネマコン)」が開催されました。本特集ではCinemaCon2026における各スタジオによるラインナッププレゼンテーションをレポート。第6回は4月16日(木)14:30から行われたウォルト・ディズニー・スタジオのプレゼンテーションです。
※本記事で触れられている内容は2026年4月時点の情報です。
ディズニーは、ルーカスフィルム、ピクサー、ディズニー・ライブアクション、20世紀スタジオ、サーチライト、ディズニーアニメーション、マーベルの7ブランドから、2026-2027年のテントポール作品を披露しました。司会のアンドリュー・クリップス氏(Head of Theatrical Distribution, The Walt Disney Company)とマット・カラフスキー氏(SVP & General Sales Manager, The Walt Disney Studios)は『プラダを着た悪魔』風の衣装で登壇。会場の最大の見どころは、マーベル“Avengers: Doomsday(邦題:『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』)”に合わせて発表された新たなプレミアム大型フォーマット認証「Infinity Vision」で、劇場体験を前提としたスケール感が随所で強調されました。
左からマット・カラフスキー氏(SVP & General Sales Manager, The Walt Disney Studios)アンドリュー・クリップス氏(Head of Theatrical Distribution, The Walt Disney Company)
Photo by David Becker/Getty Images for CinemaCon
ラインナップ発表
※作品は、プレゼンテーション順ではなく、公開日順に記載
■ ルーカスフィルム
“The Mandalorian and Grogu(邦題『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』)”(北米公開:2026年5月22日)
ジョン・ファヴロー監督が登壇し、父親と初めて『スター・ウォーズ』を観た体験が映画愛の原点であると振り返り、『スター・ウォーズ エピソード6/ ジェダイの帰還』公開時に映画館の案内係を務めていたエピソードも披露しました。ペドロ・パスカル、シガニー・ウィーバー、ジェレミー・アレン・ホワイトが出演し、音楽は3度のアカデミー賞受賞経験のあるルドウィグ・ゴランソンが担当。49分以上の拡張アスペクト比シーケンスをIMAX等の大フォーマット向けに制作したことが共有され、新トレーラーと冒頭シーンが上映されました。
来年公開予定の“Star Wars: Starfighter”(ショーン・レヴィ監督、ライアン・ゴズリング主演)についても言及されました。
ジョン・ファヴロー監督Photo by David Becker/Getty Images for CinemaCon
■ ピクサー
“Toy Story 5(邦題『トイ・ストーリー5』)”(北米公開:2026年6月19日)
ウッディ役のトム・ハンクスとバズ・ライトイヤー役のティム・アレンが、CinemaCon壇上で初めて一緒に登壇しました。本作では、ボニーが「リリーパッド」という新しいAIおもちゃと出会い、古いおもちゃたちが自らを置き換える脅威に直面する物語で、エピソードの一部が上映されました。
左からトム・ハンクス、ティム・アレンPhoto by David Becker/Getty Images for CinemaCon
“GATTO”(北米公開:2027年3月5日)
来年のピクサーのオリジナル作品。愛らしくいたずら好きな黒猫を中心としたオリジナル・アニメーションです。
■ ディズニー・ライブアクション
“Moana(邦題『モアナと伝説の海』)”(北米公開:2026年7月10日)
16億ドル規模のフランチャイズの実写化。マウイ役のドウェイン・ジョンソンは祖父の写真を会場に披露し、「実写だからこそ、本物の人間、血肉、マナ(内なる力)がある」と実写化の意義を強調しました。モアナ役のキャサリン・ラガアイアは、家族とともにモアナを観て育ち、本役が夢の実現であると語りました。17歳で挑んだ本作が初の長編出演で、当日夕刻に「2026 Rising Star Award」を授与されることも発表されました。
左からドウェイン・ジョンソン、キャサリン・ラガアイアPhoto by David Becker/Getty Images for CinemaCon
■ 20世紀スタジオ
“The Devil Wears Prada 2(邦題『プラダを着た悪魔2』)”(北米公開:2026年5月1日)
2006年のヒット作から20年を経た続編で、オリジナルの主要キャスト4名が続投。アン・ハサウェイがビデオメッセージで登場し、世界ツアーで受けたファンの熱狂に感謝を表明。2月に発表したトレーラーは20世紀スタジオ史上最も観られ、24時間で2億2200万回を記録したと報告されました。
“The Dog Stars(邦題『ラスト・サバイバー』)”(北米公開:2026年8月28日)
リドリー・スコット監督がビデオメッセージで登場し、作品のスケールが特に大画面向けに調整されていることを強調。ジェイコブ・エロルディ、マーガレット・クアリー、ジョシュ・ブローリン、ガイ・ピアース出演のポストアポカリプス・スリラーで、迫力ある新トレーラーが上映されました。
“Whale Fall”(北米公開:2026年10月16日)
ブライアン・ダフィールド監督・脚本、ジョシュ・ブローリン、オースティン・エイブラムス出演のスリラー。海で失踪した父ミットを息子ジェイが探す物語で、息苦しい海のシーンが上映され、大画面でこそ伝わる迫力が印象づけられました。
■ サーチライト
“Wild Horse Nine(邦題『ワイルド・ホース・ナイン』)”(北米公開:2026年11月6日)
マーティン・マクドナー監督・脚本のダークコメディ。ジョン・マルコヴィッチ、サム・ロックウェル、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、パーカー・ポージーが出演し、1973年のチリ・クーデター中、イースター島への奇妙な任務に就く2人のスパイを描きます。本作のほか、“Super Troopers 3”、トニー・ギルロイ監督・ペドロ・パスカル主演の“Behemoth!”、ケイト・ブランシェット主演の“Sweetstick”が言及のみで紹介されました。
■ ディズニーアニメーション
“Hexed”(北米公開:2026年11月25日)
サンクスギビング公開のアニメーション・コメディ。ヘイリー・スタインフェルド(ビリー役)、ラシダ・ジョーンズ(アリス役)が声を担当。退屈な町に住む型破りなティーンエイジャーのビリーが自分が魔女であることを発見し、母親とともに魔法の領域に飛ばされる成長物語で、初出し映像が上映されました。
■ マーベル
“Avengers: Doomsday(邦題『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』)”(北米公開:2026年12月18日)
会場のクライマックスはマーベル作品の発表でした。クリップス氏が、プレミアム大型フォーマット劇場のための新認証基準「Infinity Vision」を発表。大きいスクリーン、鮮明なプロジェクション、没入感のあるサウンドの条件をクリアしたものを認証し、興行会社との協働で推進すると示しました。“Avengers: Doomsday(邦題『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』)”公開にむけ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を未公開フッテージを含む形でInfinity Visionで劇場再上映することも発表されました。
ケヴィン・ファイギ氏(President:Marvel Studios)はルッソ兄弟との4作品連続コラボを称賛。ジョー・ルッソ監督はヴィクター・ヴォン・ドゥームを「サノスよりも偉大なマーベル最大の悪役」と紹介しました。ドクター・ドゥーム役のロバート・ダウニー・Jr.が登場して未公開映像「Trailer of Doom」を披露。さらにキャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスがサプライズ登壇し、「ドゥームズデイに『本当の理由があった』から戻った」と語り、15年前からダウニーと演じ合ってきた関係を振り返りました。
本作は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の続きを描くと同時に、アベンジャーズとX-MENがスクリーン上で初めてクロスオーバーする作品となります。トレーラーは2回上映されたうえ、会場からの要請でアンコール上映が行われ、新フォーマットとともにプレゼンテーションを締めくくりました。
左から、アンソニー・ルッソ監督、ロバート・ダウニー・Jr.、ジョー・ルッソ監督、クリス・エヴァンス、ケヴィン・ファイギ氏(President:Marvel Studios)
Photo by David Becker/Getty Images for CinemaCon
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