大ヒット公開中『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、配信・DVDでもメディア問わず高い鑑賞意欲
    
    
    
      
        公開日: 2021/04/09
      
  
  配信・DVDでもメディア問わず高い鑑賞意欲
公開4週を迎え、4月7日時点で興行収入70億円を突破するなど、シリーズ最高の記録を更新し続けている『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。コアファンのみならず、幅広いファン層を獲得している同作だけに、ホームエンタテイメント市場における各メディア「DVD・BD(レンタル、セル)、動画配信(SVOD、TVOD、EST)」での記録にも期待が高まります。
そこで、ホームエンタテイメント市場でリリース(発売・配信)される主要な映画・ドラマ作品のメディア別意欲などをインタラクティブに分析できるオンラインダッシュボード「BIRDS 作品別詳細」を用いて、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』はどのメディアでの鑑賞意欲が高いのか、性年代別ではどのような動きがあるのかを分析しました。
- メディアを問わず全般的に高い鑑賞意欲
 最も高いのは「DVD・BDレンタル」、平均値との差が大きいのは「SVOD」
- 性年代別では男性30代以上が高い意欲、SVODでは若年層も反応
メディアを問わず全般的に高い鑑賞意欲
最も高いのは「DVD・BDレンタル」、平均値との差が大きいのは「SVOD」
上記グラフは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のホームエンタテイメント市場におけるメディア別の意欲率です。横棒は邦画アニメ作品の平均値を示しており、どの指標も平均値以上を記録。本作がホームエンタテイメント市場においても全般的に高い鑑賞意欲を誇っていることが伺えます。
メディア別に意欲をみると、最も高い意欲を示したのは2.1%を記録した「DVD・BDレンタル意欲」でした。一方、平均値に対して最も差をつけたのは「SVOD意欲」、次いで「DVD・BDセル意欲」となりました。平均値に比べて、DVD・BDセルはコアファンが多く存在し、SVODになれば“定額”で観たいポテンシャルファンも多く存在すると推察されます。
性年代別では男性30代以上が高い意欲、SVODでは若年層も反応
上図は分析ツールを利用してメディア別に抽出した性年代別の意欲率です。全体的に男性の意欲が高く、女性は低めの傾向にあることが分かります。個別にみると、「DVD・BDレンタル意欲」は。男性30代以上の意欲が平均値よりも高くなりました。一方、女性は40代が平均値を超えていますが、それ以外は平均値並、もしくは以下となっています。
同じフィジカル媒体である「DVD・BDセル意欲」は特徴的な値を示しました。男性30代以上、女性20代~40代が平均値よりも高いですが、なかでも男性30代の意欲率が突出していることが分かります。一方、「SVOD意欲」は、男女ともに20代以下の若年層も高い意欲を示し、全体的に平均値を大きく上回りました。なかでも男女30代が高い意欲を示しています。
『エヴァンゲリオン』シリーズ初の映像化作品となるテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が放送されたのは、1995年~1996年。現在の30代は放送当時、小学生から中学生であり、いわゆる“リアルタイム世代”。そのため、他年代よりもコア層が多く、突出した男性30代のセル意欲をはじめ、レンタル意欲、SVOD意欲でも高いことが改めてデータからも分かりました。
「BIDRS 作品別詳細」は、劇場公開時(劇場公開週から4週目までの各週、および8週目)と、ホームエンタテイメント商品リリース時(提供日を起点に4週前から3週目までの各週)の2ポイントで調査を行います。劇場公開直後のデータは、ホームエンタテイメント市場におけるポテンシャル把握や宣伝戦略の立案に、リリース時データは、提供日の4週前から聴取が始まるため、宣伝活動がユーザーに響いているかどうかの効果測定に活用いただけます。
■「BIRDS 作品別詳細」
調査方法/対象:インターネットアンケート/全国に住む15~69歳の男女
回答者数:5000人前後
重みづけ:総務省発表の人口統計、CATS参加率を参考に各調査者を性年代・映画鑑賞頻度別に重みづけ
調査対象作品:映画:劇場公開時の公開規模が100スクリーン以上の洋画、邦画から、作品数と最終興収を鑑みて調査、HE限定作品:弊社指定の主要作品
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