25年上半期エンタメブランド振り返り(後編)~「推しファン分析マップ【デモグラ編】」でトレンドの性年代分布を俯瞰
公開日: 2025/07/11
2025年上半期、メディアを横断して、推しているファン(=推しファン)が多いエンタメブランドはなんだったのでしょうか。そこで前編では、同期間の推しファン人数TOP20をレビューしました。後編では、「推しファン分析マップ【デモグラ編】」によって上半期の推しファン人数TOP100エンタメブランドのファンの姿を浮き彫りにしました。
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上記は2025年上半期の「推しファン人数」TOP100のエンタメブランドを対象にした「推しファン分析マップ【デモグラ編】」です。推しファンの女性割合を横軸、平均年齢を縦軸におきました。バブルサイズは「推しファン人数」を表しています。例えば、前述した「推しファン人数ランキング」で1位の『ONE PIECE』は、女性比率21%、平均年齢36歳です。同2位の『薬屋のひとりごと』の女性比率は68%、平均年齢45歳となり、両エンタメブランドの推しファン人数規模は似ているものの、推しファン属性は異なることが見て取れます。
エンタメブランドの推しファンのデモグラ属性をマッピングし、その特徴を分析しました。
「年齢層低め女性」はボーイズ&ガールズアイドルグループ
濃いピンクで示される「①女性多め、年齢層低め」に注目すると、『SixTONES』『timelesz』『嵐』『なにわ男子』『Stray Kids』『SEVENTEEN』『King & Prince』といったボーイズグループが女性割合90~100%に集中してマッピングされていることが分かります。また、周辺には『刀剣乱舞』や『忍たま乱太郎』などがおり、推しファンのデモグラが近いことが見て取れます。
また、ガールズグループの『HANA』や『TWICE』も同じ象限に位置しており、特に『HANA』はボーイズグループ群と極めて近い位置にある点が特徴的です。一方、TOP100にランクインしたほかのガールズグループである『乃木坂46』『日向坂46』『櫻坂46』は、いずれも「男性多め」の縦軸平均付近にマッピングされており、ガールズグループと一口に言っても、支持層に差があることがうかがえます。
「年齢層低め男性」ゾーンにはゲーム、「年齢層高め男性」はスポーツ
濃い青で示される「②男性多め、年齢層低め」の象限には、『ポケットモンスター』を筆頭に、『原神』『ウマ娘 プリティーダービー』『モンスターハンターシリーズ』『Fate』『マリオシリーズ』といったゲーム関連エンタメブランドブランドが多いことが分かります。一方で、薄い青の「③男性多め、年齢層高め」ゾーンには、『大谷翔平』や『プロ野球』『阪神タイガース』といった野球関連のエンタメブランドが多いほか、『競馬』といったギャンブル系が位置しており、年齢と興味関心の軸が明確に分かれていることが分かります。
「年齢層高め女性」ゾーンにはビッグアイドルグループとNHK
続いて、薄いピンクの「④女性多め、年齢層高め」に目を向けると、こちらも『Snow Man』『BTS』『Number_i』といったボーイズグループが女性割合90~100%に集中しており、ボーイズグループの女性割合の高さが顕著に表れています。また、連続テレビ小説『あんぱん』と大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』がともに女性比率62%、平均年齢は56歳前後に位置しており、NHK長寿ドラマ枠の視聴層の共通点が見てとれます。
今回は、2025年上半期における“推しファン”の姿を、ランキングと「推しファン分析マップ」のかたちで可視化して振り返りました。見えてきたトレンドや推しファン属性の違いは、コンテンツ開発やプロモーション戦略、さらにはメディア展開の最適化にも活用できる重要な示唆です。こうしたデータに基づくインサイトは、今後のエンタメビジネスの成長を支える鍵となるでしょう。
前編:「推しファン人数ランキングTOP20」はこちら毎月約3万人、全国に住む15~69歳の男女に対して、メディアを横断し「いま、推しているエンタメブランド」に関する大規模調査を実施。エンタメブランドの価値をメディア横断でとらえ、<推しファン人数><支出金額><接触日数>を集計しているほか、これらの値から総合指標<推しエンタメブランド価値(単位:GEM)>を算出しています
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