『Snow Man』初のスタジアムツアー開始で首位獲得、『めおと日和』『最後から二番目の恋』『キャスター』春ドラマの推しファン人数急上昇~2025年5月推しエンタメブランド調査結果
公開日: 2025/05/30
メディアを横断して、推しているファン(=推しファン)が作り出す総合価値が高いエンタメブランドはなにか。「推しファン人数」「支出金額」「接触日数」からエンタメブランドの経済価値を数値化し、ランキングとして発表いたします。今回は5月17日実査調査から集計結果をお届けします。

2025年5月の「推しエンタメブランド価値ランキング」の1位は『Snow Man』でした。「推しファン人数」は前月から2万人減少したものの、推しファンによる合計「支出金額」は前月の29億円から今月44億円と急伸、さらに同「接触日数」も前月から100万日増の1,460万日となったことで、「推しエンタメブランド価値」が7,359GEMにまで上昇し、前月2位から順位を一つ上げました。カテゴリ別支出をみると「コンサート・ライブ・音楽フェス」の値が大きく増加しており、この背景には、前月実査後の4月19日に国立競技場をかわきりに始まった同グループ初のスタジアムツアーの影響があると考えられます。
TOP10内で前月から躍進したのは、3位の『名探偵コナン』。4月18日(金)に公開された劇場版最新作『名探偵コナン 隻眼の残像』の興行収入は128億円、動員数は884万人を記録(5月26日時点)しました。この大ヒットを受け、「推しファン人数」は前月から17万人増の140万人、「支出金額」は16億円増の38億円、「接触日数」は448万日増の1528万日に達し、「推しエンタメブランド価値」は6,874GEMを記録。前月7位から4つ順位をあげました。

「推しファン人数ランキング」の1位は『名探偵コナン』。前述の劇場版の大ヒットがけん引しました。2位は『ONE PIECE』がランクイン。前月比5万人増の139万人となりました。前月首位の『薬屋のひとりごと』は、前月から4万人増やしたものの、今月は3位にとどまりました。

「推しファン人数【急上昇】TOP5」では、4月にテレビ放送が始まったドラマ関連エンタメブランドが3つランクインしました。1位『波うららかに、めおと日和』、2位『最後から二番目の恋』(放送タイトルは『続・続・最後から二番目の恋』)はいずれもフジテレビ系、5位の『キャスター』はTBS系のドラマとなります。4位に入った『嵐』は、5月6日に発表されたコンサートツアーの開催、およびツアー後の活動終了のニュースが後押ししたと考えられます。
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毎月約3万人、全国に住む15~69歳の男女に対して、メディアを横断し「いま、推しているエンタメブランド」に関する大規模調査を実施。エンタメブランドの価値をメディア横断でとらえ、<推しファン人数><支出金額><接触日数>を集計しているほか、これらの値から総合指標<推しエンタメブランド価値(単位:GEM)>を算出しています
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