AbemaTV、DAZNが独自コンテンツの充実度で3強に追随! 定額制動画配信サービス「そこでしか見られない作品の充実度」
公開日: 2019/02/15
GEM Standardでは毎月、動画配信サービスの浸透状況や獲得ポテンシャル、流出入状況などをまとめたレポート「定額制動画配信サービス ブランド・ロイヤリティ調査」を発行しています。今回、本レポートのブランドイメージ分析の指標の1つに着目し、動画配信サービスの市場動向を探りました。
ピックアップした指標は、「そこでしか見られない作品の充実度」(レポート内「3.ブランドイメージ 3-1.回答者全体におけるブランドイメージの状況」より)です。日本在住の15~69歳の男女に対してインターネットアンケートを行い、各動画配信サービスに関して、利用の有無を問わず「そこでしか見られない作品がある、もしくはありそう」と答えた人の割合になります。これは、サービスのオリジナリティが求められる指標ともいえるでしょう。
※順位のもととなる数値は、各月号の前月末に実査した値(例:2018年11月号は10月下旬の実査値)
本指標に関して、これまではAmazonプライム・ビデオ、Hulu、Netflixの3強以外は群雄割拠の時期が続きました。しかし、DAZNの聴取を開始した2017年9月以降、Abemaビデオ(プレミアムプラン)、DAZNの2サービスが躍進。両サービスが肉薄しながら値を高め、3強に追随していることが分かります。2018年を通じ数値を上げてきているので、今後どこまで3強に迫れるかに注目です。
一方で、Amazonプライム・ビデオの動向も見逃せません。2018年8月以降、本指標において急進を続けています。対するHulu、Netflixは数値を下げてきている状況。Amazonプライム・ビデオが「独自コンテンツの充実度」の観点で両サービスを引き離し、頭一つ抜ける勢いで推移しています。
GEM Standardでは、「定額制動画配信サービス ブランド・ロイヤリティ調査」に加え、事業者別の市場シェアや5年予測をまとめた「動画配信(VOD)市場5年間予測レポート」もご提供しております。その最新版となる2019-2023年版を2019年2月20日にリリースすることが決定いたしました。2018年の動画配信市場をSVOD/TVOD/EST別に推計したほか、「ベース」「楽観」「悲観」の3つのシナリオで2023年までの動画配信市場規模を予測しております。ぜひご購入ください。
「定額制動画配信サービス ブランド・ロイヤリティ調査」概要
【調査方法】 メール誘導でのインターネットアンケート
【調査実施日】 毎月下旬に実施
【調査対象】 日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】 毎回10,000人弱
性年代別の構成比が日本全体の人口構成と合致するように重み付け
レポート詳細
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