「推しファン分析マップ」でみる26年上期TOP100エンタメブランドのファン傾向 『ポケモン』は女性割合4割、『HANA』ファン層に変化も
公開日: 2026/07/16
いまや幅広い世代に裾野を広げる“推し活”。2026年上半期、メディアを横断して、推しているファン(=推しファン)が多いエンタメブランドはなんだったのでしょうか。最終回となる第3回は、今期の推しファン人数TOP100のエンタメブランドを女性割合×平均年齢とメディア・タイプ別にマッピングした「推しファン分析マップ(デモグラ編)」をもとに、推しファンのデモグラフィックや傾向を明らかにしていきます。
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上記は、2026年上半期の「推しファン人数」TOP100のエンタメブランドを対象にした「推しファン分析マップ(デモグラ編)」です。各エンタメブランドの推しファンにおける女性割合を横軸、平均年齢を縦軸に置きました。バブルサイズは「推しファン人数」、色はそのエンタメブランドを代表するメディア・タイプ※を表しています。
今回は「推しファン人数」TOP100のエンタメブランドにおける、推しファンのメディア・タイプ傾向に着目しました。特に「ボーイズグループ」「ガールズグループ」「キャラクター」「ドラマ」「ゲーム」「アニメ」の6メディア・タイプに属するエンタメブランドが女性割合×平均年齢の散布図でどのように分布しているか、その特徴を見てみました。
「ボーイズグループ」は女性90%以上に集中、 「ガールズグループ」は3パターンに分類
オレンジ色のバブルで示している「ボーイズグループ」は、女性割合が極めて高い90%以上のゾーンに集中しました。『Snow Man』をはじめ、『SixTONES』『M!LK』『嵐』『BTS』『なにわ男子』『timelesz』『King & Prince』『Stray Kids』『Aぇ! group』の10グループがマッピングされています。グループごとに女性割合の差はそれほどありませんが、平均年齢は42~32歳の幅があり、最も高いグループが『BTS』、逆に最も若いのが『なにわ男子』となりました。
一方で、黄色いバブルで表している「ガールズグループ」は一極集中ではなく、大きく3パターンに分かれました。まず1つ目が、女性割合が70~80%と高く、年齢層やや低めに位置している『HANA』と『TWICE』です。なお、『HANA』は前年同期に87%というボーイズグループに並ぶ女性割合を記録していましたが、今期は79%に減少。バブルサイズが大きくなっていることから、この1年間で男性の推しファン人数が増加したことが分かりました。
2つ目は、女性割合が25%以下、平均年齢は36~40歳と、1つ目と対象的な位置にいる『乃木坂46』『日向坂46』『櫻坂46』です。いずれも同じ坂道シリーズということもあり、推しファンの傾向が似た結果となりました。3つ目は、『イコールラブ(=LOVE)』『FRUITS ZIPPER』の2組。こちらは、女性割合が40~50%で平均年齢も30歳以下と、男女バランスよく、年齢層の若い推しファン層に支持されています。
「キャラクター」「ドラマ」は女性割合、年齢層ともに高めの傾向
ピンク色のバブルで示した「キャラクター」は、女性割合80~90%、平均年齢は35歳以上に集まりました。第2回で取り上げたエンタメブランドの上位6つ『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』『パペットスンスン』『ハローキティ』『スヌーピー』『すみっコぐらし』『リラックマ』がマッピングされています。
赤色のバブルで示した「ドラマ」は、さらに年齢層の高い位置にいます。女性割合は平均から高めにわたって広く分布しており、『豊臣兄弟!』『相棒』は50%付近である一方、『韓国ドラマ』は85%で高い割合です。なお、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』は平均年齢が57歳と、TOP100で最も年齢層の高いエンタメブランドとなりました。
「ゲーム」は男性割合高め・年齢層低め傾向、「アニメ」は幅広く分布
緑色のバブルで示した「ゲーム」関連のエンタメブランドは、男性割合高め、年齢層低めゾーンに多く分布していることが分かります。『ポケットモンスター(ポケモン)』を筆頭に、『ウマ娘 プリティーダービー』『原神』『Fate』『アイドルマスター』『マリオシリーズ』『ゲーム全般』の7ブランドが、女性割合16~42%の間にマッピングされています。
一方、同じ「ゲーム」でも傾向が異なるエンタメブランドもあります。『ドラゴンクエスト』は男性割合高めではあるものの、平均年齢が43歳と高めに位置しているほか、『刀剣乱舞』と『ディズニー ツイステッドワンダーランド』では女性割合が90%以上かつ年齢層低めと、正反対の位置にいます。また、女性割合56%の『プロジェクトセカイ』の平均年齢は22歳とマップ上で最も若く、若年層の男女ともに支持を集めているエンタメブランドだといえます。
青いバブルで示した「アニメ」は平均年齢おおよそ30~45歳、全体的に男性割合高めの傾向はあるものの、幅広く分布しています。このうち、推しファン人数が90万人を超える大ヒット作のエンタメブランドに注目すると、『名探偵コナン』『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『葬送のフリーレン』は偏りの少ない平均値付近に位置しています。実際の構成比でも、男女ともに20代から50代まで幅広い年代の推しファンに支持されていました。対して『ONE PIECE』は女性比率21%と、男性からの支持を強く集めていることがうかがえます。
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今回は、2026年上半期のエンタメブランドTOP100を「推しファン分析マップ」を用いて振り返りました。性別・年齢に加え、メディア・タイプ別での切り口から傾向を捉えることで、より具体的な推しファンの姿が見えてきました。データに基づいてファンの解像度を上げていくことは、効果的な施策立案やプロモーション展開を考えていく上でのヒントとなりそうです。
毎月約3万人、全国に住む15~69歳の男女に対して、メディアを横断し「いま、推しているエンタメブランド」に関する大規模調査を実施。エンタメブランドの価値をメディア横断でとらえ、<推しファン人数><支出金額><接触日数>を集計しているほか、これらの値から総合指標<推しエンタメブランド価値(単位:GEM)>を算出しています
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