ライオンズゲート:『ジョン・ウィック』『ハンガーゲーム』新作ほか、オリジナル作品をスターが紹介<CinemaCon2025 スタジオプレゼンテーション>
公開日: 2025/04/16
2025年3月31日から4日間にわたり、米ラスベガスにて世界最大級の映画興行ビジネスのコンヴェンション「CinemaCon(シネマコン)」が開催されました。本特集では各スタジオによる今後のラインナッププレゼンテーションをレポート。第3回は4月1日(火)9:00から開催されたライオンズゲートのプレゼンテーションです。
※本記事で触れられている内容は2025年4月時点の情報です。
ライオンズゲートのアダム・フォゲルソン氏(Chairman:Lionsgate Motion Picture Group)が登壇。監督・キャストらとともに作品を紹介しましたが、昨年のCinemaConにおいて同社のラインナップで話題を集めたマイケル・ジャクソンの伝記映画“Michael”には触れませんでした。たくさんのキャスト、監督が登壇する華やかな作品紹介が続き、最後には、“Hurry Up Tomorrow“の主演のザ・ウィークエンドが生パフォーマンスで2曲披露する豪華なプレゼンテーションとなりました。

Photo by Jerod Harris/Getty Images for CinemaCon 2025
ラインナップ発表
『ジョン・ウィック』『ハンガーゲーム』新作発表
※作品は、プレゼンテーション順ではなく、公開日順に記載
“Shadow Force” (北米公開: 2025年5月9日)
“Hurry Up Tomorrow”(北米公開: 2025年5月16日)
『WAVES/ウェイブス』のトレイ・エドワード・シュルツ監督と、キャストのジェナ・オルテガが登壇。予告編の第二弾の上映に加え、主演のザ・ウィークエンドが生パフォーマンスを披露しました。

Photo by Jerod Harris/Getty Images for CinemaCon 2025
“Ballerina(邦題『バレリーナ:The World of John Wick』)”(北米公開:2025年6月6日)
『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ作品。アダム・フォゲルソン社長とレン・ワイズマン監督、主演のアナ・デ・アルマスが登壇し、アクションシークエンスが上映されました。アナ・デ・アルマスは、「『007』でもアクションをやりましたが、今回はかなり長期にわたってトレーニングを行いました」と、真冬のプラハでの撮影秘話を明かしました。

Photo by Jerod Harris/Getty Images for CinemaCon 2025
『ジョン・ウィック』シリーズ関連では、ジョン・ウィックの前日譚を描いたアニメーション映画(ヴァネッサ・テイラー脚本)、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』に出演したドニー・イェンが主演・監督するスピンオフ映画や、『John Wick 5(仮)』を開発中。さらには、ラスベガスで体験型施設「ジョン・ウィック エクスペリエンス」が展開中であることを共有しました。
“The Long Walk”(北米公開:2025年9月12日)
スティーヴン・キング原作小説を、『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンス監督が実写化。監督が登壇し、「スティーヴン・キングの小説のなかで、一番製作したかった作品です」と語りました。またライオンズゲートとファーストルック契約を結んだことを共有。キャストからは、デヴィッド・ジョンソンが登壇し、「毎日10~15マイル歩いた」と明かしました。また、CinemaCon初参加のマーク・ハミルも登壇。「今回は悪役です。フランシスと仕事をしたいと思っていました」と述べました。そして最後に本作品の予告編が上映されました。

Photo by Jerod Harris/Getty Images for CinemaCon 2025
“Good Fortune” (北米公開:2025年10月)
キアヌ・リーブス、セス・ローゲン、キキ・パーマーらが出演する作品のフッテージを上映。
“Now You See Me: Now You Don't” (北米公開:2025年11月14日)
『グランド・イリュージョン』シリーズ最新作。ルーベン・フライシャー監督が登壇し、「マジックが好きで、こういった映画が好きです」とコメント。ジェシー・アイゼンバーグら主要キャストはそのままで、3人の若いキャストが追加されることを発表しました。フッテージを上映。
“The Housemaid” (北米公開:2025年11月14日)
ベストセラー小説を原作とした裕福な夫婦の家に家政婦として働く女性が主人公のスリラー。ライオンズゲートと最近ファーストルック契約を締結したポール・フェイグ監督と、シドニー・スウィーニー、アマンダ・サイフリッド、ブランドン・スクリナーらが登壇。アダム・フォゲルソン社長とポール・フェイグ監督は、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』以来の付き合いであると明かしました。コメディのイメージがあるという質問に対して監督は、「実は自分で観るのはスリラーが多いです。コメディもスリラーも意外性は共通しています」と回答。
主演のスィーニーは「もともと本好きで、この原作も好きです。すごい話題になっていましたし、1週間で全3冊を読み終えました。紆余曲折のあるストーリーが気に入っていて、映画を作ると聞いたので是非出演したいと思いました」と思い入れを語りました。また、アマンダ・サイフリッドとフォゲルソン社長も『レ・ミゼラブル』『マンマ・ミーア!』以来の長い付き合いであると、自身らの関係性を語りました。フッテージを上映。

Photo by Jerod Harris/Getty Images for CinemaCon 2025
“The Hunger Games: Sunrise on the Reaping ” (北米公開:2026年11月20日)
ベストセラーを記録した小説『ハンガー・ゲーム』シリーズの新作“Sunrise on the Reaping”の映画化。監督はフランシス・ローレンス氏が務め、現在キャスティング中で、7月から撮影を開始すると発表。本作のロゴアニメーションが披露されました。
“Power Ballad ”
ジョン・カーニー監督、ポール・ラッド出演で、作曲家・ミュージシャンのヒューマンドラマを描いた作品として紹介。フッテージを上映。
“Untitled American Psycho/Luca Guadagnino Project(仮)”
現在製作中。ルカ・グァダニーノ監督からのビデオメッセージを上映。
“I Can Only Imagine Sequel”
『アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌』続編。Kingdom Story Companyとのパートナーシップを結び、続編を製作中
“The Strangers: Chapter 3”
- 第1回:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 第2回:NEON
- 第3回:ライオンズゲート
- 第4回:ワーナー・ブラザース
- 第5回:Amazon MGM
- 第6回:ユニバーサル・ピクチャーズ
- 第7回:パラマウント・ピクチャーズ
- 第8回:ウォルト・ディズニー・スタジオ
- 第9回:CinemaCon2025 スタジオ発表作品一覧
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