パラマウント・プレゼンテーション＜CinemaCon2022>～5月公開『トップガン マーヴェリック』本編上映ほか、『ミッション：インポッシブル』新作、デイミアン・チャゼル監督新作"Babylon"紹介【会員限定】

公開日: 2022/05/02

米ラスベガスにて開催されている世界中の興行会社と配給会社が集まるコンベンション「CinemaCon（シネマコン）2022」（開催期間：2022年4月25日～28日）から、ハリウッドスタジオが全米・世界各国から集まった興行関係者に向けて行うラインナップ・プレゼンテーションの内容をレポートします。第6回はパラマウント・ピクチャーズによるプレゼンテーションです。

2022年1月から『ソニック』新作など好調続くなか、劇場公開がビジネスの土台であることを表明。5月公開『トップガン マーヴェリック』本編上映、デイミアン・チャゼル監督新作"Babylon"フッテージ上映

『ソニック・ザ・ムービー／ソニック VS ナックルズ』大ヒットなど、直近公開4作品が公開週1位を獲得し、多様な観客を呼び込んでいることをアピール

パラマウントのプレゼンテーションは、『ソニック・ザ・ムービー』をモチーフにしたダンスショーで始まりました。続いてDomestic Distributionのクリス・アーロンソン氏が登壇し、2022年に入って公開した4作品"Scream""Jack Ass Forever"『ザ・ロストシティ』『ソニック・ザ・ムービー／ソニック VS ナックルズ』のいずれもがヒットし、また、それぞれがさまざまな観客層を映画館に呼び戻していることが語られました（『ザ・ロストシティ』は年代が上の女性、『ソニック・ザ・ムービー／ソニック VS ナックルズ』はファミリー層）。

特に『ソニック・ザ・ムービー／ソニック VS ナックルズ』は、この8年間で最も良い公開週末成績を収めたパラマウント映画であり、ジム・キャリー映画の最大ヒットなど、記録ずくめの作品であることが明かされました。アーロンソン氏は、こうしたなかでも引き続き興行と配給がともに協力していく必要性を解きました。興行会社はデータを売るのではなく共有して利用するこや、本編上映前に予告編をつけすぎず、価格設定を適切にし、観客にとって素晴らしい体験になるように努めるべきであることを訴えるとともに、配給会社は観客が入るコンテンツを提供することに努めるべきであるとの考えを表明しました。

この後、ブライアン・ロビンスCEOが登壇。彼がCEOに就任してから半年たったいま、これまでの興行成功は就任時に想定していたとおりとなっており、喜ばしく思っていると語りました。そして、今年に入ってから公開された4作品はいずれも1位を獲得していますが、他社が公開日を変更するなか、パラマウントは消費者のマインドに関する調査結果をもとに動員の可能性・見通しをもとに、『ザ・ロストシティ』は公開日を前倒しにするなど、公開日を設定・調整して成功したという考えを明かしました。今後もパラマウントを定義づけるのは、タレントとの関係を構築すること、物語を語ること、フランチャイズを作ることなどであり、改めて劇場公開映画が自社のビジネスにとって重要な土台（"cornerstone of our business"）であることを強調しました。

『トップガン マーヴェリック』本編上映ほか、デイミアン・チャゼル監督"BABYLON"、「ミッション:インポッシブル」シリーズ新作のフッテージ上映

パラマウント・プレゼンテーションの目玉は、・・・・・・

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