第7回:日本、そして世界のマンガ市場の未来、「少年ジャンプ+」編集長が明かす今後の展望~「Manga Publishing Roundtable」(後編)
公開日: 2023/10/20
米ロサンゼルスで行われた「Anime Expo」(開催期間:7月1日~4日)にて、マンガ出版のプロたちが、マンガ市場の成長や現状、懸念点や展望について語り合った座談会「Manga Publishing Roundtable」の模様をレポートします。
後編となる第7回では、「少年ジャンプ+」編集長の細野修平氏をはじめ、日米マンガ出版のプロがマンガの未来に言及。クリエイター、読者、ジャンルなど様々な面において多様化が進むだろうとの考えが明かされました。
※本記事で触れられている内容は2023年7月時点の情報です
デブ・アオキ(Deb Aoki)
マンガスプレイニング&パブリッシャーズ・ウィークリー(Mangasplaining and Publishers Weekly)
パネリスト
細野修平(Shuhei Hosono)
集英社「少年ジャンプ+」「MANGA Plus」:編集長
カート・ハスラー(Kurt Hassler)
角川ワールドエンターテイメント(KADOKAWA WORLD ENTERTAINMENT):代表取締役社長
Yen Press:発行人兼マネージング・ディレクター
ベン・アップルゲート(Ben Applegate)
ペンギン・ランダムハウス(Penguin Random House):出版サービス・ディレクター
エリック・コウ(Erik Ko)
Udon Entertainment:オペレーション部門チーフ
デビッド・リー(David Lee)
WEBTOON Entertainment:コンテンツ責任者
エド・チャベス(Ed Chavez)
Denpa:社長・編集長
カエ・ウィンタース(Kae Winters)
TokyoPop:マーケティング部長
エヴァン・ミント(Evan Minto)
Azuki:共同設立者・ライセンス&マーケティング・ディレクター
左からモデレーターのデブ・アオキ氏、Udonのエリック・コウ氏、Denpaのエド・チャベス氏、「少年ジャンプ+」の細野修平氏、角川ワールドエンターテイメントのカート・ハスラー氏、Azukiのエヴァン・ミント氏、TokyoPopのカエ・ウィンタース氏、ペンギン・ランダムハウスのベン・アップルゲート氏、WEBTOONのデビッド・リー氏
マンガはジャンルや概念の多様化が進行、市場の拡大にも影響
今後、世界的にマンガ市場がどう変化していくかという点については、ジャンルや世代、ジェンダー、出身地、文化など、あらゆる面で多様化が進んでいくという意見で皆が一致しました。
UDON Entertainmentのエリック・コウ氏は、ジャンルの多様化について、個人的な見解を共有。「私自身もマンガの読者の一人。昔はマンガの金字塔といえば、『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』などの人気タイトルでしたが、今は伊藤潤二のホラーマンガやジャンルがミックスされたような『【推しの子】』などが大きな話題となるなど、多様性が増していることを感じます。マンガはエンタテイメントの一形態として浸透し始めており、これからも読者が増えていくでしょう」。
TokyoPopのウィンタース氏は、“マンガ”の概念の多様化に言及。「TokyoPopは、マンガとともに育ち、マンガへの情熱があり、マンガのアートスタイルを知っているクリエイターであれば、どこの国の出身でも“マンガクリエイター”であるという概念を推し続けてきました。今、世界中のクリエイターがウェブトゥーンを作っていることが、そのことを証明しています。読者は、どこの国で生まれたものであろうと、非常に優れたコンテンツを求めているのです。この流れが続くことを期待しています」。
「少年ジャンプ+」の細野氏は、世界中の読者にマンガの門戸が広がることに期待
注目度の高かった「少年ジャンプ+」の細野氏は、2014年の創刊時の目標については、「何かデジタル施策に取り組むことでした」と明かしたうえで、今後の展望についてもグローバル化にシフトしていくことを表明しました。……(以下、会員限定記事にて掲載)
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