ディズニープラスの躍進と”全方位アニメ”の強さが浮き彫りに【配信ランキング2022年サービス別分析】
公開日: 2023/01/27
複数の定額制動画配信サービスを横断して調査した2022年の年間視聴者数データをサービス別に集計しました。各サービスの浸透状況が把握できる「定額制動画配信サービス ブランド・ロイアリティ調査」も用いて、サービス別の年間利用状況の変化を紐解くとともに、サービス別の年間ランキングTOP10をご紹介します。
2022年「年間総合TOP30」「年間オリジナル作品TOP30」はこちら※視聴者数pt:記載の実査日において過去1週間以内にそのコンテンツを見た人の多さを示す
サービス別 利用率の変化(2021年‐2022年)
存在感を増すディズニープラス
GEM Partnersで実施している「定額制動画配信サービス ブランド・ロイアリティ調査」から得られた各サービスの利用率をみると、2021年、2022年ともにAmazonプライム・ビデオが圧倒的に高く、これにNetflixが続いており、この2つのサービスの存在感が大きい構図が浮かび上がります。一方、前年と比較して次のグループで存在感を増してきているのはディズニープラスです。各サービスともコロナ禍の巣ごもり需要を取り込み、2019年から2021年にかけて大きく成長していましたが、2021年から2022年にかけての成長率では、ディズニープラスが際立って大きく、21年では6位だった利用率が22年には4位にまでランクをあげました。
サービス別 年間視聴者数ptの変化(2021年‐2022年)
ディズニープラスの伸びが顕著
前述した利用率はこれまでと比べて全体的に成長率が鈍化してはいるものの、依然として伸びています。一方で、上記チャートを見て分かるように、サービス別の年間視聴者数ptは前年から減少傾向にあります。このことから、2022年は在宅時間の減少やほかのレジャーに時間を奪われたことがうかがえます。
このように多くのサービスが視聴者数ptを減らしていますが、差分、成長率をみて分かるようにディズニープラスは前年から視聴者数ptを大きく伸ばしました。同サービスが2021年に新たに追加したブランド「スター (STAR)」やコンテンツラインナップの広がりが功を奏しているとみられます。
2022年 サービス別 年間視聴者数ptランキング
前年に続き、多くの上位サービスで『SPY×FAMILY』など“全方位アニメ”が強い
サービス別の年間視聴者数ptランキングでは、2021年同様(※)、「多くのサービスで視聴できる大人気アニメ」が上位を占めています。10サービス中、『鬼滅の刃』はディズニープラス以外の9サービスでランクイン。そのほか、『SPY×FAMILY』は7サービス、『ワンピース』シリーズは6サービス、『名探偵コナン』は5サービスでそれぞれランクインしています。※1:参照記事「<2021年SVOD視聴ランキング総括>アニメ強し、年間TOP10を独占、各社のオリジナル・独占作品、ラインナップ戦略に特色」
配信オリジナル作品のランクイン傾向も前年同様で、Netflix、ディズニープラス、ABEMAプレミアムにおいて多くランクインしています。利用率、視聴者数ptとも大きく伸ばしているディズニープラスでは、「STAR」ブランドの『ウォーキング・デッド』が2位につけるなど、サービス浸透を後押ししていることがうかがえます。
男女別、年代別、過去ランキングなど、週間ランキング詳細はこちらから■定額制動画配信サービス コンテンツ別 調査概要
【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】各回 約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ
【集計方法】視聴したコンテンツについては自由回答方式で聴取。これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。コンテンツごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず、一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。また、劇場/テレビ版や海外/国内版も同一コンテンツとしてカウント(一部例外あり)。複数回観ても1カウントとしている。
※名寄せ辞書のアップデートに伴い、過去に遡って値が修正されることがあります
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